北朝鮮、文大統領を非難 15日実務協議 – 日本経済新聞



 【ソウル=鈴木壮太郎】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日付の論評で、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が10日の記者会見で南北閣僚級会談の実現を「米国が主導する制裁圧力の効果で、トランプ大統領に感謝したい」と語ったことについて、「北南関係改善のための努力に水を差す不純な行為」と非難した。

10日、記者会見する文在寅大統領=AP

10日、記者会見する文在寅大統領=AP

 北朝鮮は平昌冬季五輪への参加を表明しているが、「わが代表団を乗せた列車やバスはまだ平壌にあるということを知るべきだ」とも警告。15日の南北の局長級会談を前に韓国をけん制する狙いとみられる。

 15日の南北協議は軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で、北朝鮮が冬季五輪に派遣する「芸術団」について実務を詰める。韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮側が伝えた代表団のメンバーには北朝鮮で人気が高い女性グループ「牡丹峰(モランボン)楽団」に所属する人物が含まれ、同楽団が韓国に派遣されるとの観測が浮上している。

 一方、韓国紙の中央日報(電子版)は14日、9日の南北閣僚級会談で韓国側が求めた離散家族再会事業で合意できなかったのは、北朝鮮側が韓国に脱北した北朝鮮レストランの女性従業員12人の送還を要求したためと報じた。



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