トランプ大統領「金正恩と自分はとても相性が良さそうだ」(ハンギョレ新聞)



インタビューで自評…「金正恩との対話の有無はノー コメント」 新聞は「数カ月に及ぶ緊張高揚の後、開放的外交解決法の可能性」 ティラーソン長官はカン・ギョンファ長官との通話で 「南北高官級会談は非常に鼓舞的」

 ドナルド・トランプ米大統領が「金正恩(キム・ジョンウン)とはとても相性が良さそうだ」と話した。「朝米対話に扉は開いている」と明らかにしたことと相まって、対話に一歩ずつ近寄っていることを示唆しているという解釈も出ている。

 ウォールストリートジャーナルは7日に進めたインタビューで、トランプ大統領が「おそらく私は金正恩ととても相性が良さそうだ」と話したと11日報道した。また「私は人々と関係を結ぶ。あなた方は驚くだろうと思う」として、金委員長との関係に対する“自信”を表わした。

 金委員長と対話をしてみたかという質問には「言及したくない。対話をしたのかしなかったのかについては話さない」と答えた。北朝鮮が南北会談で韓米同盟に亀裂を作ろうとしているのではないかという指摘には「私が彼ら(北朝鮮)でもそんなことを試みるだろう」としながら「違いは私が(米国)大統領であり、彼らではないということだ。私は誰より分裂についてよく知っている」と話した。北朝鮮がそのような意図を持ったとしても、米国はコントロールできるという自信の発言と見られる。

 トランプ大統領はこの間、金委員長を「狂人」、「悪い奴」、「ロケットマン」などと嘲弄した。彼はこうした発言が「広範囲な戦略」の一部だったとし「ある日突然、誰かが自分の最も親しい友人になる姿を見られるはずだ。こうした事例を20、30個は上げられる。私はとても柔軟な人間」だと話した。

 ウォールストリートジャーナルは「数カ月間に及ぶ緊張高揚の後の新しい開放外交の可能性に対する信号」と評価した。ホワイトハウスは前日、トランプ大統領が文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で「適切な時期、適切な状況で米国と北朝鮮の間で会談を持つことに対して開放的な姿勢を見せた」と明らかにしたことがある。

 これと関連して、韓国政府の高位関係者は11日、ワシントン特派員団懇談会で米国が北朝鮮との対話開始条件として明らかにしたことがある「60日挑発中止」について「もう60日、30日のような条件は、難しく考えなくてもかまわないようだ」と明らかにした。対話開始の敷居が低くなったと判断しているわけだ。

 米国のマスコミでは、トランプ大統領が出した融和的表現の真意は今後見守る必要があるという指摘も出た。ニューヨークタイムズは「(トランプ大統領が話した)柔軟さが、トランプが北朝鮮を煽り立て怒りをやりとりしたことから抜け出して、より長期的な態度への変化を意味することなのかは未だ不明だ」と指摘した。この新聞は、トランプ大統領がわずか数日前まで「私の核のボタンの方が大きい」として、金委員長と神経戦を行なったと指摘した。

 一方、韓国のカン・ギョンファ外交部長官は12日、レックス・ティラーソン米国務長官と電話で話し、対北朝鮮対応を議論した。カン長官は「米国がこれまで朝鮮半島非核化という目標達成のために確固たる原則を堅持してきたことが、南北高官級会談の成果を持たらす上で多いに役立った」と話した。ティラーソン長官は、南北会談が「非常に鼓舞的」と評価して、緊密な韓米協議を強調したという。両長官は15日からカナダのバンクーバーで開かれる「朝鮮半島の安保および安定に対する外交長官会議」で二者協議をする予定だ。訪米中のイ・ドフン外交部朝鮮半島平和交渉本部長は、ジョセフ・ユン米国務省対北朝鮮政策特別代表と10・11日に会った。

チョン・ジョンユン、ノ・ジウォン記者、ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )



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