晩婚化がますます進む中国、「結婚するのが当然」は時代遅れ?―中国メディア



このほど、中国では、「初婚が遅くなっている」という現象への議論がネットで大きな人気を博した。なぜますます多くの若者が晩婚を選ぶのだろうか?「独身族」が増えるとどのような問題をもたらすか?「男女が大人になったら結婚するのが当然」という伝統的な考え方をどう見るべきか?

▽初婚年齢の高まりが議論に的に
2017年の江蘇省の平均初婚年齢は34.2歳で、そのうち、女性は34.3歳、男性は34.1歳だという。それに対し、2012年の平均初婚年齢は29.6歳、2015年は32.4歳だった。

江蘇省の他に、広東省や上海市などの初婚年齢も高くなっている。また、中国の結婚率も近年、低くなっているという。

▽なぜ「晩婚」が増えているのか?
近年来、学業や事業が忙しい、あるいは社会競争のストレスが大きいといった理由から、より多くの中国の若者が能動的にあるいは受動的に「結婚できない人」になっており、晩婚は必然になっているようだ。

中国社会科学院人口と労働経済研究所の張車偉研究員によると、晩婚という現象の背景には、多元的な原因が存在する。「主観的には、現在の若者はより独立していて、受けた教育のレベルが高いため、自己実現を求めようとしている。客観的には、社会の発展が若者により多くの生活ストレスをもたらし、恋愛に影響を及ぼす要素が更に複雑になった。これらは初婚年齢にも影響する」と語った。

▽晩婚はどんな影響をもたらすか?
晩婚に関する議論において、「出産適齢期」は結婚を促す理由の一つである。華中科技大学同済医学院付属同済病院生殖医学センターの章漢旺教授は「単に生理学的観点から考えると、23歳は妊娠、分娩に最適な年齢であるが、社会環境の変化と、二人っ子政策などにより、国民の出産年齢が先延ばしされていることはもはや客観的な事実であり、これからも高齢妊産婦が増加するだろう」と指摘している。

晩婚化がもたらす深い社会的影響に関して、前出の張研究員は「現在、中国の出生率は世界的にみても比較的低く、晩婚化がさらに進めば出生率はさらに低下する。長期的にみれば、それは人口構造に影響を与え、高齢化を加速させることになる」と指摘している。

▽「男女が大人になったら結婚するのが当然」をどう見るべきか?
「男女が大人になったら結婚するのが当然」というのは中国伝統的な結婚観であるが、社会の発展に伴い多元的になりつつある。

浙江大学人口と発展研究所執行所の米紅所長は「結婚はするべきだ、男女が大人になったら結婚するのが当然だ、などの伝統的観念が今まで伝えられてきたには理由がある。それは社会と家庭の安定を維持するために重要だからだ」と述べている。

張研究員によると、中国の伝統的な結婚観は早婚・早期出産だが、社会の発展に伴い、現在の若者の結婚観や育児観は伝統思想から離れ、より多元的な考え方と生活が社会に受け入れられつつある。(提供/環球網・編集/黄テイ)



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