慰安婦問題の日韓合意「撤回する」 韓国大統領選・安哲秀候補 – 東京新聞



ソウル市内での遊説で23日、笑顔を見せる安哲秀候補=境田未緒撮影

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 【ソウル=境田未緒】五月九日投開票の韓国大統領選の有力候補で「国民の党」元共同代表の安哲秀(アンチョルス)候補(55)が本紙の書面インタビューに応じ、慰安婦問題に関する二〇一五年の日韓合意について「撤回」を主張した。軍事的挑発を続ける北朝鮮に対応するため、潘基文(バンキムン)前国連事務総長を外交特使に任命し、早期に日本、米国、中国との協議の枠組みをつくるとした。

 安候補は日韓合意を「被害者の意見を聞かずに一方的に協議した」として「撤回とともに原点から再検討すべきだ」と指摘した。合意に基づいて設立され、元慰安婦らへの支援をしている「和解・癒やし財団」も解体すべきだと主張した。

 また、一九九八年に当時の小渕恵三首相と金大中(キムデジュン)大統領による日韓共同宣言の精神に、両国関係の正しい方向が示されていると主張。宣言では小渕氏が植民地支配に「痛切な反省と心からのおわび」を表明し、未来志向の関係をうたっている。

 大統領として取り組む最も重要な政策には朝鮮半島の安全保障問題を挙げた。最優先でトランプ米大統領と会談して対応を話し合い、日本、中国政府とも協議して北朝鮮の核・ミサイル問題に取り組むという。

 最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備は「北朝鮮の核問題に対する国家安全のための自衛的措置」として配備を進め、核問題解決の糸口が見えた時には米国とTHAAD配備の撤回を協議することで中国の理解を得るとした。

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