ますますエスカレートする日本人の「静かさ」への要求―中国コラム



2017年12月5日、香港メディアの鳳凰網に、「静けさを愛する日本の文化は極端なほどになっている」とする黄文●(●は火へんに韋)氏のコラムが掲載された。

コラムは、「静かさを愛する日本の文化は、公共の場所において極端になっている」と指摘。例として、喫茶店で子どもが騒ぐと親がすぐに外に連れ出すことを挙げ、「(その場でしかると)うるさくなって周囲に迷惑になり、恥ずかしいから」と解説した。

「日本人の静かさに対する要求はますます極端になっている」とし、「子どもの声がうるさい」との理由から、幼稚園建設に反対する人がいると紹介。「少子化が問題になっている中で幼稚園もつくれなければ、誰が子どもを生みたいと思うだろうか」とし、「日本人の自己中心的な『自分以外の声はすべて余計だ』という独善的心理が働いている」とした。

保育園についても「うるさい」との苦情が出るため、保育園では静かな子どもになるよう教育すると紹介。「親や教育界からは、自分の意見も言えない子どもになってしまうとの異論が出ており、保育園は子どもの成長のための場所であるはずが、大人のための場所になってしまっている」と論じた。

また、こうした極端さは日本の伝統行事にまで影響が出ていると紹介。東京都の千住院や静岡県の大澤寺で大みそかの除夜の鐘を夜中に鳴らすのを中止したこと、夏の盆踊りや朝のラジオ体操にも周辺住民から苦情が出ていることを挙げた。

さらに職場では、キーボードをたたく音とエアコンの音だけがオフィスに響いていて、「コップに水を注ぐのも気まずい」「電話すると相手の声までみんなに聞こえる」ほど静か、同僚間のコミュニケーションもメールで行われ、多くの若者が職場で「まるで孤島に1人でいるかのようだ」と感じると紹介した。

そして最後に、静けさを愛する日本と、広場ダンスで盛り上がる中国を比較し、「足して2で割ればちょうどいいのだが」と結んだ。(翻訳・編集/山中)



Related Post