韓経:北朝鮮側から銃弾も…韓国軍の無対応・遅い報告に批判の声(中央日報日本語版)



13日に板門店(パンムンジョム)共同警備区域(JSA)を通じて亡命した北朝鮮兵士は、午後3時14分ごろ軍用ジープに乗って軍事境界線(MDL)10メートル手前まで接近したことが分かった。

車輪が排水路にはまった後、ジープから降りて走って南側に越えてくる過程で、北朝鮮軍が撃った銃弾を5発ほど浴びてMDL南側50メートル地点で倒れ、韓国側に救助されたという。

北朝鮮軍の銃撃が韓国側区域に向かったが韓国軍は応射せず、国防部長官への報告も遅れた点が論議を呼んでいる。

14日の合同参謀本部によると、亡命兵士が車から降りて南に逃走すると、1分後にこの兵士を追撃してきた北朝鮮軍の3人と敵の哨所にいた1人が拳銃とAK小銃で40発ほど撃った。

亡命兵士は左右の肩に1発ずつ、腹部に2発、太ももに1発の計5カ所に銃弾を受け、MDL南側50メートル地点で倒れた。韓国軍は午後3時31分ごろ熱線観測装備(TOD)でこの亡命兵士を発見し、3時56分ごろ幹部3人が地面を這うようにして接近し、亡命兵士を安全な場所に移した。

合同参謀本部の発表にもかかわらず、疑惑は続いている。まず、亡命兵士を発見した午後3時14分から3時31分まで韓国軍の警戒兵は亡命兵士の状況を追跡できなかったと推定される。軍関係者は「亡命兵士が最初に車から降りた地点は南側から見ると木で隠れていたうえ、その後は銃声で増援される北の軍の動きを主に観測し、亡命者の動きは把握できなかった」と説明した。

亡命者がMDL南側に越えてきた後にも北朝鮮軍の射撃が続いたり北朝鮮兵士がMDLを越えたりした可能性もある。北朝鮮兵士が越えたとすれば韓国軍の対応がなければいけないという指摘もあった。

鄭鎮碩(チョン・ジンソク)自由韓国党議員は国会国防委員会の全体会議で「JSAで我々の方に北の銃弾が初めて飛んでくるというとんでもない事件が発生したが、我々はどんな対応をしたのか」とし「いかなる対応もしないのが正常なのか」と述べた。

キム・ジュンロ国民の党議員も「今は正規戦より局地戦や短時間に射撃することが多い」とし「細則に基づいて行動しなければいつも手遅れになる」と指摘した。これに対し宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は「交戦規則と対応指針はJSA停戦委員会と議論して具体化する」と答えた。

JSAでこうした事件が再発するという懸念もある。軍関係者は「国連司令部軍政委ですべての疑問点を調査中であり、改善点についても検討するだろう」と述べた。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。



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