日本の技術者が3時間もスパナを探し続けた理由―中国紙



中国紙・合肥日報は5日、日本企業の従業員と交流したことがある中国人の体験談を掲載した。以下はその概要。

私の会社には日本から輸入した大型の設備があり、定期的に日本の技術者が点検を行っている。私は日本人に好感をもっていなかったが、点検をする技術者のちょっとおかしな姿が印象に残った。

日本人は非常に賢い。輸入した設備は時間が経つと何がしらの不具合が発生し、そのたびに日本から技術者が派遣されメンテナンスを行う。つまり、商品を購入した後も日本側のアフターサービスに頼る必要があるということだ。

メンテナンスのたびに、中国側の技術者は日本の技術者の技を学ぼうとするが、成功したためしはない。日本人技術者は全ての箇所を点検するため、どこが問題なのか中国側の技術者には分からない。さらに、問題箇所を実際に修理する際は、中国側の技術者に物を取ってきてもらうなどの口実を利用し、毎回修理の場面に立ち会うことはできない。これは日本人技術者同士が世間話の際に得意気に話していたのを日本語が分かる従業員が聞き分かったことだ。

日本人は集中力が高く作業は細かい。彼らは図面を広げ、1カ所ずつ丁寧に点検して行く。当初は、派遣された日本人が見習いの技術者かと考えていたが、その後、国外に派遣される日本人技術者はいずれも経験豊富なベテランだと知った。ある時、1日の作業が終わり工具を片付けている際に、小さなスパナが一つ紛失した。大した額のものでもないため、中国側の技術者は探すのを諦めるよう提案したが、日本人は頑として探し続け、3時間後にようやく見つけた。

なぜそこまでするのか彼らに聞いたところ、「スパナの値段の問題ではなく、万が一スパナを機械の中に置き忘れそのまま稼働させてしまうと、機械が完全に壊れてしまう可能性があるから」と語っていた。高額な機械が壊れてしまう危険性を考えれば、3時間かけて探す労力は大したことはないという。(翻訳・編集/内山)



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